伝わる書き方・広告術

男にはデータを、女にはイメージを売れ。

皆さんは普段、雑誌を読まれるだろうか。定期的に買わないにしても、書店で雑誌売り場の前を通ったり、美容院で出された雑誌を読む方などはいるかと思う。。

たまに異性向けの雑誌を読む方や表紙をざっと見る機会が多い方は、
気づくかもしれないのだが、男性向けの雑誌と女性向けの雑誌では作り方が全然異なる。

”男性向け”の雑誌、”女性向け”の雑誌、大きく違う点は、どの辺りかお気づきだろうか。

おそらく男性の方が女性誌や女性向けの通販ページを見ると・・・

「なんだこれ・・・写真ばっかりだし、
しかも物がメインなのに人ばかり写ってるし何これ?
それよりこの服のスペックどこに書いてあんの?」

となると思う。

一方、女性の方が男性誌や男性向けの通販ページを見ると・・・

「なにこれ・・・文字ばっかりで疲れるし、しかもなんだか理屈ぽくてワクワクしないし何これ?それよりこの服着るとどんな感じなのか知りたいんだけど?」

となるかと思う。

簡単に言うと・・・違いは、写真と文章の量だ。男性向けは「文章」が多く、女性向けは「写真」が多くなるのである。

どうしてそんなことになるかというと、男性はデータ重視女性はイメージ重視で考える人が多いからだ。

メンタリストDaiGo氏も『男女脳戦略』の中で「男にはデータを、女にはイメージを売れ」と語っている。全員が全員、そのような行動をとるとは言えませんが
やはり男性がデータ重視、女性はイメージ重視の人が多いのは事実だ。

脳のつくりとしてかつて・・・男性は狩猟(どこに獲物がいるというデータを元に動く)、女性は家を守り(イメージや共感して信頼関係を築く)
をしていたため、偏りがあるとも言う。

男性の雑誌に多いのが、「モノ」系だ。まさに「MonoMax」なんかは「モノ」系の王道である。

人はほとんど登場せず、ひたすら男性の心をくすぐるようなこだわりの「モノ」が掲載されている。財布&革小物などもよく特集されている。

「MonoMax」以外でも「モノ」系雑誌は割と多い。時計専門の雑誌、車の雑誌など、たくさんある。私みたいに女性でも読む人もいるはずだが、中身を読むと基本男性向けに書かれているのがわかる。読んでいると「モノ」に関してスペックがことこまかに書かれ、サイズや機能、マトリックスでの比較表など詳細に記載されている。

なお、モノ系雑誌は、雑誌売り場においてファッション雑誌よりも前の方に陳列されていることも多くある。それだけ人気だということだろう。また、ファッション雑誌においても、女性誌のように必ずモデルがメインになるわけでもなく、ひたすら洋服が出てくる雑誌も多い。

一方、女性向けでは、ファッション雑誌や美容雑誌が多い。「冬といえば「着やせ」と「モテ」でしょ」などというキャッチが多い。中を見ると、ほとんど「モノ」だけの写真ではない。大体モデルが服なり時計なりアクセサリーなりを身につけている。

しかも、1週間コーディネートなどがあり、よくわからない男性とデートしているシチュエーションやら働くシチュエーションをモデルが服やモノを身につけ紹介している。正直、「ファッション」雑誌なのに、洋服よりもモデルの全体像やイメージばかり掲載している。

最近なんて、「付き合っていた人は既婚者で子持ちだった」という月曜日から始まっているものもある。「着こなしなんて考えている場合じゃないよ」と思ってしまうのだが、このようにストーリー仕立てにした方が、感情移入してイメージしやすくて良いのだろう。そんな人に感情移入したくないが。

このことからもわかるように・・・男性は「モノ」にこだわりや興味があり、いかにハイスペックなのかが気になり、収集欲によって欲しくなることも多い。

一方、女性は「モノ」を買って使った後の「素敵な自分」や「明るい未来」に惹かれて欲しくなることが多い。

そのため、男性向けの雑誌などでは、いかに「モノ」が機能的で素晴らしいのか書かれ、女性向けの雑誌などでは、いかにこの「モノ」を持つと(使うと)
素敵な自分になって明るい未来があるのかということをアピールしているのだ。

男性からしたら、モデルが会社員のふりをし、「憧れの先輩とデート♡」なんて言いながら、男性モデルと腕を組んでいる全身像を見ても、「これはなんの意味があるんだろう・・・」と不思議に思うかもしれない。

ファッション誌を買うにしても・・・女性は洋服そのものよりも、「素敵な洋服を身にまとい、憧れの生活を送っている素敵な自分」が欲しいのである。純粋に洋服やらモノ好きな女性もいると思うので、一概には言えないが。

これは、ランディングページなどの広告ページにおいても同じことが言える。

女性向けの化粧品のランディングページ、ご覧になったことはあるだろうか。ほとんど写真ばかりで、文字もどでかい。「翌朝、スッキリ!」とか
「10秒でお肌がピーン!」など擬音語や擬態語も多く、バカにしてるのかと思うほど文字が少ない。しかも使っている写真が、商品だけのことはなく、必ずその商品を使って幸せになっている女性の写真がある。

特に女性は「モノ」自体にはそんなに興味はないのだ。あくまで「モノ」はツールであって、それを使った後の「素敵な自分」が欲しいのである。だから、いかに素晴らしい成分が入っているかなどデータを長々と載せられても惹かれないのだ。

その成分を載せるのであれば、それによって「いかに素敵な自分になれるのか」どうかだけが知りたいだけ。もし、「いかに素敵な自分になれるのか」が抜けていればどんなに高スペックで良い成分を使っていたとしても売れない。

逆に男性の場合は、いかにこの「モノ」が凄いのかが気になる。イメージで訴えられても、疑う人が多い。本当にこれは自分にとってハイスペックで、納得できるモノなのかが気になるのだ。だからこそ、データ重視になり、文章量も多くなる。これを踏まえて考えると、お客様が男性の場合、女性の場合によってアピールの仕方を変える必要があるということだ。

いくら男性受けの良い広告でも、ターゲットが女性ならば全く売れないし、その逆もしかり。「男にはデータを、女にはイメージを売れ」を頭に入れて、広告や宣伝、告知を考え直すと売り上げや集客もアップするかと思う。

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ABOUT ME
アニータ江口
広告制作・記事執筆し、反応率を45.5倍にした人。趣味は街歩き・食べ歩き。好きなものは地歴・動物・昭和レトロ。好きな言葉はコスパ。特技は屁理屈をこねること。2018年5月、旧ブログから当サイトに引っ越し。うまいもの食べてうまいこと言いたい。