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サイコパスは悪気がない
サイコパスとは、感情や良心が非常に希薄で、他人に共感する能力が極めて乏しい人のことを指す。そのため、サイコパスは危険な存在であることが多く、関わらないことが一番である。
彼らは全く悪気がない。狂っているものの、絶対的に自分が正しいと信じている。悪気がないから改善しようとは思わない。むしろ、良いことをしてあげていると思っている。理解しようとしても、理解されようとしても、時間と労力の無駄だからやめた方が良い。
まれに優しい言葉や態度で接してくるが油断してはならない。DVをイメージしてもらえるとわかりやすいと思う。なるべく人を信じたいものだが、残念ながら中には分かり合えない人もいるということは覚えておいた方が良い。また、彼らは他人を利用するために、同情を引こうとする。そこで下手に近づくと、相手の思う壺にはまるのだ。
サイコパスには優秀な人が多いのも事実
とはいえ、時には否が応でも関わる必要がある場合もあるだろう。また、相手は人としては狂っているが、それ故に人並み外れた素晴らしい何かを持っている場合もある。実際、サイコパスはCEOに多いという。
もし、そこに関わるメリットが代償よりも上回ると感じられるのであれば、自己責任で関わるのも悪くはないかもしれない。ただし、心の準備もなしに、サイコパスに関わるようになった場合、大抵の人は壊れてしまう。精神的にも肉体的にもだ。
サイコパスに関わっても壊れにくい3タイプ
サイコパスに関わってもなかなか壊れないタイプは大きく分けて3つ。
- 戦えるタイプ
- 冷静なタイプ
- 馬鹿なタイプ
上記のどれかだ。
私は戦えるタイプでも冷静なタイプでもないので『馬鹿なタイプ』として生き抜いてきた。誰でも真似しやすいのは、もちろん最後の『馬鹿なタイプ』だ。戦えるタイプや冷静なタイプは今までの経験や頭の良さ、性格がものを言う。すぐに真似をできるものではない。
名探偵「コナンくん」になりきろう
馬鹿なタイプの良い見本は『無邪気な子ども』だ。『名探偵コナン』のコナンくんが「あっれぇー?おかしいぞー?」と言う時のように真似してみよう。コナンくんは馬鹿ではないが、あえて抜けた子どもを演じることで悪い大人も全力で欺けている。
「ねぇ、なんでおじさん彼女いないの?ねぇなんで?なんで?僕のお父さんと同い年なのになんで?女の人嫌いなの?」「ねぇ、なんで仕事しないの?ねぇ、なんで?なんで?会社行かなくなったのどうして?なんでいつも公園にいるの?」などと素直に聞いてくる。
かわしてもかわしても知りたいという一心で空気を読まずに聞いてくる。子供は悪気ないから怒れないし、もし怒れば周りからの視線が痛い。
「あんな悪気のない子供を怒った」かつ「怒ったということはえぐられる何かがあったのだ」と思われる。だから、腹が立ちつつも、苦笑いで避けるしかない。
「悪気ないみたいだけど、空気読めなくて頭おかしいし、馬鹿で厄介な奴」「私のことを敵視していないみたいだけど、いちいち発言や行動がうざいし、うまいように懐柔できないからイライラする」「イライラするから怒りたいけど、とりわけ言いがかりつけづらいから怒りづらいし、怒った場合はむしろ立場が悪くなる。」
相手から避けてもらうように仕向ける
このようにサイコパスである相手に感じさせ、彼らから避けてもらうのが安全だ。喧嘩別れになると、後々何をされるかわからない。異常に執念深いため、裁判沙汰にもなりかねない。
一番良いのは、やはりサイコパスに関わらないことだ。どうしても関わる必要が出てしまった場合は、必要最低限にするのが得策である。学ぶものを得られたと思ったら速攻離れた方が身のためだ。あなたは代償を払ったのだから、離れても全く悪くない。
もしあなたがなかなか壊れないタイプだとしても、時間と労力は確実に奪われるので、そのうち割りに合わなくなる。それに壊れないとは言い切れない。私も体を壊した経験があるからだ。故に、近づくことはおすすめしない。
彼らは我々のエナジーを吸い取るバンパイヤ。生き血を捧げるのはまっぴらごめんだ。遭遇したらまず逃げよう。無理ならば馬鹿になれ。
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なお、こちらは「サイコパスが悪い」と言い切るような批判本ではなく、長所や短所、特徴が挙げられている。偏った情報ではなく、正しいサイコパス像を知りたい人にはこの本がオススメ。